2013.06.21 Friday
仮織り
我が家の織物は「解し織り」(ほぐしおり)と云います。
白い経糸に柄を捺染していくのですが、その作業の前に経糸をズレないように
仮織りといって、ざっくりと粗く織る作業をします。
ざっくりと仮織りをした経糸を織機からはずし、捺染をし
糸を蒸して染料を定着させ、再び織機に戻して本織りをしてきます。
この本織りのとき、最初に仮に織った糸が邪魔になるので解して取り除くので
「解し織り」と云うのです。
いわゆる銘仙と呼ばれる柄銘仙はこの手法で織られています。
今日は仮織りをしました。
経糸に不具合があると、後々の作業に響くので我が家では慎重に二人体制で行っています。
白い絹糸の美しさを再確認。